CANOPUS カノプス

ジャーナリスト・従軍記者としてヨーロッパやアジアをはじめとする世界各地に住み、多くの旅をしてきたGabriel Dvoskin(ガブリエル ドヴォスキン)が辿り着いた有機バイオダナミックのワイナリー。

Gabrielは長い海外生活の間にワインの世界に恋をし、ついにブルゴーニュとローヌの葡萄園で働きながらヨーロッパ中の素晴らしいワインを探究し始めます。そして遂に生まれ故郷のアルゼンチンに戻り、自らのワイン造りに理想的な土地を探し出してCanopusを立ち上げました。そこは、El Cepillo(エル・セピージョ)と呼ばれる、ワイン生産地Mendoza(メンドーサ)にあるUco Valley(ウコ・ヴァレー)の中でも最南端に位置する非常に冷涼なエリア(南半球のため南下する程寒い)。シャープで繊細、そして深いフレーバーのワインを生み出す葡萄栽培のために探していた、「石灰質」で「冷涼」という条件にぴったりな土地でした。この土壌は炭酸カルシウムが土層に積み重なっているという点で非常にユニークです。そして、春と秋には霜が降ります。本来葡萄栽培には適さないとされる過酷な気候で、熟考と創意工夫を凝らした彼のワイン造りは、多くの他のワイナリーをも魅了しています。

ナチュラルワインに関する著書などで有名な、先鋭的なワインジャーナリスト・Alice Feiring(アリス・ファイアリング)は、2020年アルゼンチンのLA NACION紙のナチュラルワインに関する取材に対し、アルゼンチンの3つのワイナリーを紹介しています。その中の一つにカノプスは挙げられています。